Category Archives: 未分類
SXSW オースチン2日目
今テキサスのオースチンのホテルにいます!
9dw、SXSWへ行ってきます!
最新の情報によれば、僕たち9dwが演奏するのはテキサス州オースチンにある
9dw、SXSWに出演。
アンドレ・セラーノ
セラーノはニューヨーク出身のフォトグラファーで、僕が知ったのは18年くらい前。「攻め」の写真をたくさん発表していますが、ほとんどの人がセラーノの話をするとドン引きしてしまいますが今日はあえてその話を。
彼の出世作は大量に水槽に貯めた自分の小便にキリスト像を沈めた”Piss Christ”。厳格なカトリックの家に生まれ育った彼が、こともあろうに小便にキリスト様を沈めるとは何たる事を!
しかし水槽越しに撮影されたその像は、小便の黄色いフィルターを通り、さらにその小便に含まれている濁った成分と気泡に包まれ、なんとも幻想的に神々しく光り輝いているのです。
彼はその作品を撮影するためにアトリエの隅に置いた水槽に延々と小便を貯めたそうで、それは日を増すごとに異臭を放っていたとか。その作品の非道徳さがついに非難を浴び、彼は奨学金を失ってしまいました。
その後発表した小便と血と牛乳と精液で描いたモンドリアンのオマージュも秀逸。単純な色の対比だけで写真を構成したシンプルな作品ですが、その先にモンドリアンが透けて見えるのがなんとも彼らしいのです。
そして彼は本物のKKKにコンタクトを取り、ポートレイトをも撮影しています。それだけをきけば単純になるほどって感じですが、実は彼はホンジュラスとアフリカ系キューバ人のハーフで黒人。「あのすみません、KKKさんですか? 僕黒人なんですけどあなたの写真撮らせてください…」こんなやりとりでしょうか。ずいぶん時間をかけて交渉したそうですが、仕上がった作品はファインダーを通して黒人ににらみを利かす三角頭巾の差別主義者。その目たるや、本物の憎しみがにじんでおりました。
あと「セックスの歴史」シリーズもすごかった。馬のチンチンを握りしめる裸体の女性や、おばあさんのおっぱいを吸っている男性とか、様々な変態プレイをポートレイト風におさめた一連の作品は、見る人が見ればただのマニア向けエロ本のよう。日本には写真集もまともに入ってきていません。
そして昨年発表された最新作は題して「SHIT」。そう、ウンコの写真です! 昨年の海外で行われたギャラリーの様子がYOU TUBEにアップされていましたのでぜひ見てください。
よく見るとある作品のタイトルに”Mother’s Shit”ってのが…「あ、お母さん? 久しぶり。ちょっと悪いんだけどさあ、お母さんのウンコ撮らせてくれない?」こんなかんじでいったんでしょうか。いやあこれはすごい。見渡す限り巨大に引き延ばされた生々しいウンコの数々! まるで食欲を失ってしまいました。でも目の付けどころがさすがセラーノ。参りました。しかしこの写真、誰が買うんでしょうねえ。いつもそれが気になる。
元興寺(がんごうじ)
奈良の奈良公園の横にある猿沢池の奥に「奈良町」と呼ばれる古い町並みがあります。ここは元興寺というとても古い寺の敷地を利用してできたんだそうですが、正月にこの元興寺へ行ってきました。
鉄わん波平
みなさんあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ベティ・ペイジ死去
1950年代にボンデージ系のピンナップガールとして活躍したベティ・ペイジが今月11日、ロサンゼルスの病院で85歳で亡くなりました。亡くなる1週間前に心臓発作を起こし、そのまま意識が戻ることなくこの世を去ったということです。
ランボルギーニ・カウンタック
イタリアのランボルギーニ社から1971年に発表された幻の名車。
試作品ができたとき、それを見た社内の警備員がこう叫んだんだそうです。
「クンタッシュ!」。それがそのまま名前になった。
ピエモンテ州の方言で驚きを表す言葉らしいけど、イタリア人の発音を聞くとほぼ「コンタッチ」に聞こえる。これ、テレビで見た情報ね。
話の内容から察するに、コンタッチは「すばらしい」というより「なんじゃこれ」に近い意味のようで、その時の様子を語った幹部は眉間にしわを寄せながら「コンタッチ!?」って言ってました。クンタッシュは英語圏の発音かな。
追記。もう一度ビデオを見ていると「美しい女性を見たときファンタスティックって言うだろ、コンタッチはあれとおんなじ」って言っていました。そういうニュアンスらしいです。警備員はベルトーニ社の警備員だったらしいです。
テスラ・コイル
「発明家」といえば日本ではエジソンかドクター中松しか知られていないけど、エジソンが生きていた時代にエジソンを超える発明をしていたのがニコラ・テスラ。高校生時代の僕のヒーローだったなあ。
エジソンが電球やレコードなど僕たちの生活に密着した発明が多かったのに対して、ニコラ・テスラが発明したのは無線送電システムや無線ラジオなどデカいものが多い。だけど蛍光灯なども彼の発明で、社会的に貢献した発明も多いです。ところがある時期から地震発生マシンの開発や、地球をまっぷたつに割るシステム、あげくの果てには宇宙人との交信をはじめ、世間の人たちをドン引きさせていて、サブカル好きの間ではマッド・サイエンティストとして知られている。でもね、そのぶっ飛び具合がね、僕のツボにはまっている。一般人の目をひくようなキャッチーさはないけど、いわゆる天才的な能力を持っていて、なおかつ狂ってる。この人最高。
そんな彼ですがエジソンのもとで働いていた時期もあって、エジソン・リスペクトだった。エジソンは自分で言っていた名言どおり99%の努力でできているような人で、他人の理解を超えた頭脳を生まれつき持っていたテスラとは対照的です。
結局彼はエジソンのもとを去り、彼のライバルへとなっていく…。電力会社への発電機の売り込みに至ってはエジソンが考えた直流式とテスラの考えた交流式が競争するはめになり、最終的にテスラの発電機が採用されたというエピソードがあるくらい。この際、テスラは交流の方が人体にも安全だということをアピールするために高圧電流を自分の体に流すというデモンストレーションをやったとも言われています。クールだぜ、ニコラっち! 今僕たちの使っている100Vの電気が交流なのも、この時のテスラの頑張りが利いてるんですよ。
そんなテスラの考えたものの一つに「テスラ・コイル」というものがあります。これ、実際に動いている映像見るとすごいですよ。ビジュアル的にもいいし、音もいい! だけどこんなの何に使うんだろ?いや、そんなことニコラに求めても意味ないです。とりあえずインパクトで勝ってます。