Yamaha

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明治時代に山葉虎楠さんが浜松でオルガンの修理屋さんを始めたのをきっかけにして1887年国産初のオルガンを開発します。翌年に山葉風琴製造所を創設。これが日本楽器、つまりYAMAHAの前身になりました。
 総合楽器メーカーとしてはダントツで古い歴史を持っているメーカーですが、シンセサイザーの歴史は比較的浅く、1970年代後半になるまではエレピやエレクトーンに注力していました。
 過去にモジュラーシンセサイザーを発売したこともなく、アナログシンセサイザーメーカーとしてはいささか地味かもしれませんが、デジタル時代になると高い技術力と資金力をいかして空前の大ヒットとなったDX7をはじめ数々のヒット作を生み出します。
 ヤマハのアナログシンセサイザーには電子音を発生する装置という観点ではなく、あくまで楽器としてのこだわりを持ち続けた設計がなされているのが特徴です。鍵盤のキータッチにもとことんこだわり、DX-7でさえ譜面を立てるためのスタンドを取り付ける穴があけてあるなどプレイヤー寄りの発想の製品が多くあります。