秋葉原

 本当に久しぶりに秋葉原へ行ってきた。しかも自転車で。目白通りで前を走っていた自転車の兄ちゃんがやけに早かった。ずっと36km/h出ている。ついていくのも大変。

 秋葉原は行くたびに雰囲気が違う。すでに家電の街ではなくなっていて、巨大化した中野ブロードウェイみたいになっている。そこらじゅうにチラシをまくメイド喫茶のギャルが立っていて、中には腕に入れ墨の入っているメイドがいる。そいつにご主人様と言われてもなあ。
 秋葉原で自転車を安全に停めておけるいい場所がある。絶対に教えないけど。
 そこに停めてまずはトモカに。トモカはオーディオのプロショップだ。レコーディング、PA業界の人間なら誰でも知っている。オーディオ用のコネクタとケーブルの品揃えはピカイチだが、値段はそんなに安くない。それでも以前よりは安くなった気がする。なにより店員のサービスがよくなった。数年前まで店頭に立っていたオヤジは客に対してかなり失礼な態度を取っていてそれがいやで僕もトモカに行くことを敬遠していたが、秋葉原のパーツ屋の古いオヤジには今でもああいう無愛想なのがいるから、まーそれはそれでしょうがないかとも思っていた。ところが今は若い人が店に立っていて接客態度が激変。心なしか客も増えた。
 とりあえずベルデンのケーブルを100m購入。もちろん配送で。
 千葉の成田にあるサウンドハウスはトモカよりずっと安いけど、在庫ありとサイトで表示しているものが注文してみたら取り寄せだったり、過去のクレジットカード情報の流出以来カード払いができなくなって支払いが面倒くさくなり、なんでもかんでもサウンドハウスで買うというようなことがなくなった。送料は比較的安いけどね。今回欲しかったケーブルもサウンドハウスではなぜか取り扱いがなかった。
 秋葉原でいえばオヤイデという選択肢も最近出てきたけど、ここも店員の接客態度は一昔前とは全然違う。結構フレンドリーに接してくれる。ケーブルは言わないとどこに何があるのかわからないけど、先月フジクラのケーブルをここでしこたま取り寄せた時も非常に丁寧な対応をしてくれた。ただし値段は高め。だけどここでしか買えないケーブルって結構ある。電源周りの部品はすごいよ! オリジナルの製品も結構売れているみたい。
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一心寺

 僕の人生は何一つ予定されている物はなく、ただただ身に降りかかる現実の荒波にもまれながらやりたいことをやっているだけの日々を送っている。ただひとつだけ決まっていることがあるとするなら、僕が死んだ後に僕の骨は一心寺に入るということだけだ。

 一心寺は大阪の通天閣がある新世界からほど近い、天王寺動物園の隣にある寺だ。ここは林田家の菩提寺というわけではなく(本家の菩提寺は堺市にある)、昔から墓を持たない「平民」が入る、庶民の寺なのだ(寺にはちゃんとお墓もあるけどね)。
 一心寺には人骨でできた仏像がいくつもある。ミステリアスな場所としてテレビで紹介されることも多いが、行ってみると意外とオープンな雰囲気の寺だ。「天神山」という古典落語の舞台にもなっている。供養されるべき焼かれた骨が集まってくると、それを固めて仏像にし、寺にまつられる。だから仏像はどんどんふえていくのだ。
 この人骨の中にはうちの爺ちゃんを始め、とにかく身内の骨のほとんどが入っている。みんなここにいるので、墓参りも簡単だ。だからきっと僕もここに入ることになる。
 将来、僕がどんなに出世することがあってもそんなことは関係ない。所詮は平民の出、ここに帰って行くのだ。それが僕の人生の中の唯一の決定事項だ。
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シュレック兄弟

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 顔ちっちぇえ〜! ご覧の写真は自転車ロードレースで大活躍中のシュレック兄弟。左が兄のフランク、右が弟のアンディ。弟はルクセンブルクのナショナル・チャンピオンだ。
 自転車選手はものすごい筋肉を付けていると思われがちだけど、クライマー(山岳専門の自転車選手)は往々にしてこういうヒョロヒョロ型なのだ。弟のアンディは186cm、67kg!!!!
 筋肉は比重が重く、筋肉を付けると体重が重くなる。しかし山道を登るには体は1kgでも軽いほうが有利だ。だから自転車ロードレーサーは必要最小限の筋肉だけを身につけ、あとは脂肪ごとそぎ落とす。ただし脚の筋肉は長いほうがペダリングには有利。となると必然的にこういう体型の選手が有利になる。
 サクソバンクというプロチームに兄弟そろって在籍しているこの兄弟が、なんと今年のジャパン・カップを走るために来日するという噂が出ている。しかし兄のフランクは膝の手術をすることになっているので弟だけか。今年も栃木が熱いな。
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うつろ舟

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享和年(1803年)2月に現在の茨城県の海岸に現れた第三種接近遭遇事件。
当時の目撃者から聞き取った情報を絵にしたものらしい。
上の写真は今から200年近く前に書かれた本の挿絵で、この舟のことを「うつろ舟」として紹介している。
鉄でできた丸い釜のような乗り物に乗った乗り物から手に箱を持った「外国人」が現れた。
海を漂ってきたらしい。
言葉は通じなかったらしく、それが「外国人」と判断されたのかもしれない。髪型も日本人とは違う。右上に書かれている意味不明の文字はその乗り物の内部に書かれていたものらしい。
海外でもこの事件はUFO事件として知られていて、いくつもの本で紹介されている。
実際にあった話ではなく、誰かの作り話かもしれないが、UFOと思われる乗り物の特徴が
現代のUFOのイメージにとても似ているし、僕が注目するのは「外国人」が手に箱を持って
いることだ。実はヨーロッパやアメリカで報告されている宇宙人遭遇事件の中には「手に
箱を持っていた」という話が多いのだ。この箱の意味はわからないけど、とにかく宇宙人は
手に箱を持ってうろうろするものらしい。そんなところも現代の遭遇事件と共通点がある。
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清春 TOUR ’09 madrigal of decadence

 9月1日。渋谷AXでツアー1日目が終わる。AXは清春さんとメンバーとの息がぴったりとあって、それを感じ取っているのか、オーディエンスの反応もとてもよかった。今回のツアーは期待できますよ!

 僕は舞台の袖でマニピュレーターをやっている。バンド以外の音をコンピューターからリアルタイムで出す仕事。お客さんからは見えないけどね。頑張ってやってます。
 4日は大阪。その後のツアーの予定はサイトを見てください。全部僕も参加させてもらいます。
今日はハワイからやってきたMEISO君と初対面。明日もミックスよろしくです。
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9dw Liveのお知らせ

ちょっとぎりぎりになりましたが、本日22日に下北沢のBasement Barで9dwのライブをやります。今回はいつもとちょっと違う感じなんで、お近くの方はぜひお越しください!

それで今月19日には9dwとBorisとのカップリング作品「Golden Dance Classics」がスプリット12″ と CDの両方でリリースされました。売れ行きは好調らしいです。上の動画はそのCM。
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世界陸上ベルリン大会

 なんか今年の織田チャンはテンション低いなー(笑)。やっぱり山本高広にさんざんマネされて、意識しているのか…。少しでもテンションを上げれば「ヤベっ、ちょっと似ちゃったかも」と不意に感じる山本高広の影…。不覚にも似てしまう自分に否が応でも「外したい」という意識が働いて素直な感情を押し殺してしまっているのかもしれない。でも織田チャンはもっとテンション高いほうがいいよね。いっそのことモノマネそっくりでお願いします!

 なんかで聞いた話だけど、去年まで各選手にテレビ局が勝手に付けていたキャッチフレーズ「侍ハードラー」みたいなのが今年付いてないのは、どうやら陸連からNGが出たためらしい。そういうミーハーな視点で選手を見ないでってことなんだろうか。基本的に日本人はみんなミーハーでそういうの大好きなのに。
 そしてなぜか山本高広が今240時間マラソンをやっている。世界陸上もイッチョカミしている企画だけど、24時間テレビのイモトにぶつけてきたのは言うまでもないが、あまりやっている意味合いが薄い気がしないでもない。一生懸命やっているんだからもっと盛り上げりゃいいのに、たまにテレビに映る実走中の山本高広のテンションはヤバいくらい低い。なんかやらされている感バリバリなのだ。その裏にはなにやら織田チャンのモノマネ問題に絡めた、大人の事情が絡んでいるようなニオイがする…というのは考え過ぎか。勝手に僕が言っているだけだけど。
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なんと9dwの曲がテレビ東京で流れてた!

 ついさっき、13日木曜日25時からテレビ東京を観ていたら「美女放談」という新番組がやっていて、元モーニング娘。の中澤裕子さんが出ていた。その番組のBGMに9dwのstone and fruitsが流れていて驚いた。中澤姉さんの顔を見ながら9dw聴くんですよ皆さん。

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自転車ロードレースの選手の呼び名

 日本ではまったくなじみのない自転車ロードレースという競技は、山岳地帯を含む公道を自転車で走るというもので、ヨーロッパでは実はサッカー、F1に次いでメジャーなスポーツだ。

 日本で流行らないのにはいくつかの理由があるけど、その一つは、公道をレースのために封鎖するのが難しいと言うこともある。マラソンくらいに注目度が高ければそれもできるけど。
 もうひとつは自転車文化そのものが日本には根付いていないこと。ヨーロッパでは車道、歩道の他に自転車道のある地域は多いし、ない場合でも車道を走る自転車のことをウザがる自動車はヨーロッパには基本的にいないらしい。自動車も自転車もフェアな乗り物という意識が一般人の間に根ざしているようだ。
 それでも日本は今自転車ブームらしい。100年以上の歴史を誇るツール・ド・フランスのようなレースも今は日本で生中継が見られる。スカパーなどで有名なスポーツ専門チャンネル「J SPORTS」が自転車ロードレースに力を入れてくれている。全ステージ、ハイビジョン生放送なんてやってるのだ。本国よりしっかり放送しているらしい。トラック競技は競輪以外はあまりテレビで目にしないけど、ロードレースは注目度は高い(僕はトラックも少しチェックしてるよ!)。
 かつてツール・ド・フランスはNHKが放送権を買っていて、80年代にもNHKで放送されていた(ただし生中継ではなかった)。今でも総集編という形でほんのさわりだけ、2時間番組などを作ってツール・ド・フランスを放送している。
 そこで観ていて気になるのが選手の呼び名がNHKとJ SPORTSではかなり違うこと。たとえばスイスのイケメン・ナショナル・チャンピオン、ファビアン・カンチェラーラ。雑誌や新聞が取り上げる場合も彼の名は「カンチェラーラ」だけど、NHKだけはなぜか「カンセララ」。カンセララ?なんだそれ。すごく違和感がある。もうひとり、ノルウェーが生んだ超絶スプリンターのトル・フースホフト。日本人には発音しづらい名前だけどNHKは彼の名前を「フショブト」と呼んでいる。アルファベットで書くとHushovdだけど、フショブトですか? なんでしょうそれ。実はJ SPORTSもちょっと前まで彼の名前を「ハスホフト」と呼んでいたことがある。なんでそんなに変わるのかわからないけど、J SPORTSはなるだけ現地の呼び方を踏襲しようとしているようだ。ちなみに自転車の世界の公用語は一応フランス語ということになっているのだけど、実際には自国の呼び方にならうことが多いのかも。
 NHKはよくわからないけど、どことなく「民放のマネは死んでもやらない」と思っているかのように感じる。わざわざ民放の呼び方とカブらないような言い方を付けて独自性を持たせようとしているのだろうか? 大手通信社の呼び方にのっとっているという話もあるけど、国営放送である格上のNHKが民放ごときの考えた呼び名なんかに準ずるものか、と言っていたかどうかは定かではない。
 しかしここにきてカンチェラーラを「カンセララ」と呼ぶことにさすがに違和感を感じているのかNHKも「カンチェララ」といい方を変えてきたらしい。もうそこまで言ってるんだったらカンチェラーラでいいじゃん、と思うんだけど。どうしても合わせたくないらしい。彼はスイス国籍だけど、カンチェラーラという名前はイタリア系だから、実際にはカンチェッラーラのほうがより正しいかもしれない。いずれにしてもツール・ド・フランスの表彰台に上ったときの司会者の呼び声は明らかに「カンチェッラーラ!」だったよ。間違ってもカンセララとは言ってなかった。
 もひとついうならオーストラリアのロビー・マキュアンはマクユーイン。僕らファンは基本的にJ SPORTS観て盛り上がっているんだから、NHKも恥ずかしがらずに早くJ SPORTSの言い方に準じてくださいな。
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MEW アルバム “NO MORE STORIES” リリース

 すっげーかっこいいですよ、今度のアルバムは。全然売れなさそうだけど(笑)これヤバいっす。

 MEW(ミュー)はデンマークのバンドで、既にアルバムを2枚ばかし出しているんだけど、どちらも僕のツボにモロにハマった。ダイナソーJrやマイブラなんかがメンバーのお気に入りというけど、北欧特有の冷たさと衝動的な疾走感が共存した感じで、非常によろしい。この夏は日本にも来たけど、ナイン・インチ・ネイルズのフロントアクトとして一緒にツアーに回っているそうだ。
 僕は数年前に原宿で彼らのライブを観たことがある。映像をスクリーンに映しながら、ボーカルのヨーナス(名前がいいな)が青白い顔をしながら女の子のように高い声でか細く内向的に歌い上げるのだ。ルックスも若干内向的王子様風。それでギターは轟音だ。そのコントラストがやたらかっこよかった。
 8月25日(日本は26日)にリリースされる今回のアルバムはMySpaceのサンプルを聴く限りではかなり変拍子などのギミックが満載の難解なアレンジになっているようだ。前作のようなキャッチーさはまったくないけど、明らかにMEWなのがいい。
 前作で特に思ったけど、エンジニアの耳として聴いた時の評価も非常に高かった。このドラム、うまく録れてるなーとか。ミックスは1stがRich Costeyだった。というか彼はかつてMUSEやフランツ・フェルディナンドなんかを手がけたプロデューサーでもあり、ミキサーでもある。今回はプロデューサーとして関わっているようだ。いいな、そのFlood(U2やった人)みたいなスタンス。そういう形で仕事がやっていければいいなと僕も思っている。
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