イカれた10代

lw.jpg イカれた10代の写真。

ニューヨークで活動する商業カメラマンのリンドン・ウェイド氏。僕も実は詳しく知らないんだけど、彼の作品を見たとたん、すぐに気に入った。この人、すごいな。
 クライアント・リストに蒼々たる大企業がいるところを見ると、むこうではそこそこ有名なのかもしれないけど、日本で彼を紹介しているサイトはほぼ皆無に等しい。僕も偶然彼の存在を知った。
 とにかく見てもらうほうが早いな。自分がアルバムを出すのなら、この人にジャケット頼みたい。高いのかな。しかしこの作風で有名企業をクライアントにもてるなんて、アメリカって国は本当に自由だ。
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世界水泳ローマ2009

 テレビ朝日系列で最近放送されている『世界水泳ローマ2009』でしょっちゅうかかるSMAPのテーマソング『スーパースター★』。この曲ってナイス橋本さんとサワサキヨシヒロさんが作った曲なんすねー。

ナイスさんは面識ないですけど、サワサキさんはよーく知ってますよ。最近ごぶさたしていて、去年ちょこっと9dwの出たライブの会場で久しぶりにお会いしたのが最後かな。よく聴くとサワサキさんテイスト満載。思わずにんまり。
 サワサキさんといえばすっかり温泉のエキスパートとして有名になってしまい、もう相当極めてらっしゃるもので、うかつに「おすすめの温泉ってどこですかあ」みたいなド素人な質問をしようものなら、それが逆に失礼に思えるくらいのお方。きっと愚問ですよね、そういうの(笑)
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のんちゃんのり弁

 学生時代からの友達に入江喜和という女性の漫画家がいる。いろんな縁があって彼女とは今でもつきあいがあるんだけど、彼女の代表作の一つ『のんちゃんのり弁』(講談社)がなんと映画化されることになった。

 お互いに忙しくて彼女とはもう何年も会ってないけど、先日電話で久しぶりに話をした。なんか彼女も忙しそうだ。新しい漫画も描いているみたいだし。でも自分の知っている人がそうして頑張って、こうして映画という形になったのは誇らしくもあるし喜ばしいこと。上映されたらぜひ観に行こうと思う。

 僕は漫画に詳しくないので彼女の漫画についてプロフェッショナルな評価はできないけど、彼女の漫画の題材はまさに彼女の人となりが出ていて面白い。興味のある方は是非読んであげてください。あと講談社『BE・LOVE』に現在連載中の『おかめ日和』もよろしく!

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整形外科

 今から20年前、本屋さんで本を見ていたら突然首に激痛が走り、動けなくなったことがあった。背骨に電気が走り、明らかに首の神経が圧迫されているようだった。

 なんとか家にたどり着いて寝たが、翌日は布団から起き上がれず、結局病院へ。首に特大の痛み止め注射を刺され、首を牽引するリハビリに通った。
 それ以来、激痛が走ると言うことはなかったけど、年に1度程度、妙な違和感が首を襲うようになった。今にも首が外れそうな危うさ。傾ける角度によって危ない痛みが走る。
 それでも寝たら治っていたので病院にいくことはなかったが、今日20年ぶりにその首、つまり頸椎の件で病院に行った。朝からまた違和感があったのだ。
 行った病院は最近できた新しい病院で、スタッフも6人以上はいる。整形外科はジジババの巣窟だ。ハゲたオデコに冷えピタシートを貼り付けたまま小刻みな歩幅で歩くかわいい爺ちゃんが僕の前を通り過ぎていく。また隣ではどういうわけか待合室でばったり遭ったという婆ちゃん同士が骨粗鬆症の話題で盛り上がっている。ちょっとした社交場だ。
 待ち時間はそこそこ長かったけどまずレントゲンを撮られることになった。撮影の機材も最新だ。B4サイズくらいのカートリッジを僕の首のうしろにあるスタンドに入れ、ボタンを入れてカートリッジを抜く。そのカートリッジをとなりの部屋にあるシュレッダーのような形をした機械の溝に差し込むとウィーンというスキャナーのようなモーター音。すると上のディスプレイにもう僕の首の骨が写っている。あれ、あのカートリッジはフィルムじゃなかったの? 何が入っていたのか、とにかく速効であがってきた。すごいな。
 診察も若い先生で非常にプロフェッショナル。腕を伸び縮みさせたりハンマーで関節をたたいたり、首の神経のせいで手足に異常がないかいろいろ調べられた。
 結局どこも異常はなく、首の骨がゆるいカーブを描かずにストンとまっすぐに伸びている形になっているらしく、それで首の負荷を分散できていないらしい。首の筋肉を鍛えろと言われた。
 痛み止めと筋肉を和らげる薬とやたらスースーする湿布を出してもらい、無事帰宅。とりあえず首には気をつけなければ。
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雑司ヶ谷霊園

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最近のお気に入りの散歩スポットは雑司ヶ谷霊園だ。池袋駅から歩いていける場所にあるんだけど、目白からも近い。昔からひっそりとしていてなんか落ち着いた場所だ。
 そもそも雑司ヶ谷を知ったのは1970年代前半にテレビで放送されていた石立鉄男主演のドラマ「水もれ甲介」の再放送をスカパーのチャンネルNECOで見てハマってしまい、ネットで調べたところそのロケ地が今でも雑司ヶ谷に残っているというので行ってみたってところから始まった。
 残念ながら舞台となった水道屋さんの家は僕が初めていったときより数年前に取り壊され、立派なビルになっていたけど、すぐ横にある都電の高架は35年前からまったく変わらないまま残されていた。
 実際にロケ現場をテレビで見たイメージと比べる驚くほど前の道も狭く、印象が違うけれども実際の町並みをそのまま使ってドラマが作られていたことがよくわかった。
 話を戻すと雑司ヶ谷霊園はそこのすぐ近くにある大きな墓地だ。
 ここの霊園は数々の著名人が眠っていることでも知られている。特に文豪や画家などアーティスティックな人が多い。夏目漱石、小泉八雲、永井荷風、竹久夢二、先代の名歌舞伎役者なんかも眠っている。だが、あえて今日取り上げるのは村山槐多(むらやまかいた)だ。
 村山槐多の墓は霊園の中でもかなり端の方の、ちょっとわかりづらいところにある。シンプルな字が彫り込まれただけの天然の墓石は先祖の墓の敷地にひっそりとあるが、ファンだろうか、誰かが訪れて彼の好きだったタバコが供えられた形跡があった。

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 村山槐多は大正時代に活躍した洋画家、詩人で、わずか22歳で亡くなっている。詩人ランボーとよく比較されるけど「デカダン」を追求した人だ。画風はきわめてラディカルで、赤は血のように赤く、描かれている人物像はたいてい狂気じみている表情をしている。小便をするお坊さんの絵を描いたことでも知られている。最期は結核にもかかわらず、雨の中裸で倒れているところを発見されたらしい。
 しかし彼の作品が大好きで、実際の作品を目にしたこともあるけど、尿をする僧侶の絵は長野県の美術館にあって未だに現物にはお目にかかっていない。
 そんな彼が東京に住んでいた時代に飯を食わせてもらっていたご近所さんへのお礼にと贈った段ボールに描かれた風景画が以前「なんでもお宝鑑定団」に出て話題となった。オークションのスタート価格が3000万円というのだ。1億になってもおかしくないという。もともと早世した槐多は油絵の点数が20〜30点くらいしか残っていないらしく、その段ボールの絵は新発見の作品だったのだ。
 槐多が雑司ヶ谷に眠っているのを知ったのはわりと最近のことで、ぜひ行ってみたいと思った。霊園は広いけれどもひっそりとしていて木々が多く、ジョギングや犬の散歩をしている人も多い。アラーキーもここで写真を撮っていたそうだ。同じ墓地でも青山墓地は軍人や政治家が多く近代的な雰囲気のところがあるけど、ここはいかにも文化人が眠っていそうな雰囲気が漂っていて、ちっとも恐ろしい感じもしない。とても清らかな空気が流れている落ち着いた場所だ。

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Sony PCM-M10

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今年の9月にリリースされるポータブルレコーダー。僕はPCM-D50を使っていますが、これはすごくいいです。今回のはさらに小さくなってますね。
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ジャパンツアー

 先月からなかなかブログを更新できなかった。先月の話をいまさら。

 サンフランシスコから来たwindsurfとは富山まで車で行って、富山駅まで合流。その後金沢まで車で彼らと移動した。

金沢のライブが終わったら3時間だけホテルで寝て、僕とまさし君だけ仕事の関係で先に新幹線で東京へ戻っけど、その日の夜にはまた新宿で9dwのメンバーとwindsurfと再会。翌日はさらに代々木でライブ。4日連続だ。
 windsurfのメンバーとは東京の2日間でいろいろしゃべった。彼らは日本の「シティポップ」のファンであり、山下達郎などのレコードをコレクションしているマニアだけれども、美術に関しても詳しかった。横尾忠則を知っていて横尾忠則がまだ画家ではなくてグラフィックデザイナーだった時代に作った天井桟敷のポスターなんかに興味を持っていた。僕の趣味のど真ん中だ、そこは。
 メールでも彼は月岡芳年の影響を多大に受けていることを彼らに伝えた。芳年についてはまた今度。
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