オースチンの繁華街まではホテルからはそんなに遠くなかったです。今日はまずSXSWの拠点になっているコンベンション・センターへ、公式認定バンドとしての手続きをしに行きました。街は思った以上にこのイベントのために盛り上がっていて、街のあちこちから音楽が聞こえてきます。ヒップホップがかなり目立っていました。
街を歩く人たちは東京と比べても段違いにバリエーション豊かで、みんないろんな格好をしているし、走っている車も個性的。なんか途中でセグウェイ乗っているわけわからん人も見たし。なんか街が面白いです。
音楽関係の人間もあちこちで歩いていて、日本のバンドともいくつかすれ違いました。ジャパン・ナイトの人たちかな。
とにかくホテルを出るのに時間がかかったのと、手続きにも時間がかかってしまい、気づけば3時を過ぎているのにまだ朝食にもありついていない! でもここはちょっと我慢して、とにかく今夜のステージの場所を確認するべく行ってみることにしました。
場所はそのコンベンションセンターからほど近いところで、35号線の幹線道路を渡るとすぐ。貨物列車用の線路があり、突然殺風景な感じになるエリアがあるのですが、人が住んでいないぶん、あちこちに特設会場を作ってライブが行われていました。
そこにあったのが今夜の9dwのステージとなるScoot Inn。
言ってみれば空き地に作られた囲いに近いような場所なのですが(笑)もう昼のバンドが始まっていて、外にがんがん音が漏れています。それがすごくいい感じ。完全に解放されたスペースなので、外からも柵越しにバンドの演奏が見えます。そんな場所。
これはそのパノラマ写真で、右手の暗くなっているところがステージ。昼間の明るいステージ写真(リハ風景)が下。
とにかくステージの位置が確認できたところで昼食に。幹線道路を走って店を探しているとなんか嘘みたいにイケてないデニーズがあったので入りました。
デニーズという名前ではあっても、メニューは日本のとずいぶん違っていて、まさに肉・イモの世界。味はおいしかったけど結構体の酸性濃度が上がりました。
アメリカのレストランはみんなチップ制で、支払金額の15〜20%をお店の人にあげるのですが、その感覚がまだぎこちない感じ。勝手がわかっていません。
とにかく信じられないくらいの大きさの肉がはさまった巨大ハンバーガーに食らいつき、ちょっと早めの現場入りをすることに。Scoot Innへ戻るとちょうど僕らを呼んでくれたWax Poeticsのスタッフも到着したところで、そこで初顔合わせ。スタッフはみんないい人ばかりだった。
今日はまったくのリハなし。夜8時を回ったところでようやくあたりも薄暗くなり、お客さんもどんどん増えてきました。僕らはというと時差ぼけでちょっと眠そうな顔をしていて(笑)それをみたWax Poeticsの人が僕らにテキーラをおごってくれた(笑)
すみません、僕飲めないんですけど。でもちょっと飲んだ。結構うまかったな。
演奏が始まったのは夜中の1時。大丈夫なのかな、こんな時間に爆音出して。外に丸聞こえですよ。でも始まった(写真は僕が撮っていないので後日アップします)。
演奏は日本のライブでやっているものとほぼ同じ内容でしたが、ぶっつけ本番なのにお客さんの尋常でない盛り上がり方にやっている我々もテンションが上がりました。
演奏終了後はなんと予想外のアンコール! ちゃんと用意してなかったBlack Coffeeをやって無事終了しました。ステージを終わると知らない人たちが我々に近づいてきて握手と絶賛のコメント。Wax Poeticsのボスもファッキン・アメイジング・9dw!を連呼してました(笑)正直本場のアメリカでこんなに受けるとはメンバーの誰もが想像できないくらい、オーディエンスの反応はダイレクトででかかったです。ほんと、遠いところまで来た甲斐がありました。
続きはまたのちほど。思ったほど寝れないで困っている林田でした。