「発明家」といえば日本ではエジソンかドクター中松しか知られていないけど、エジソンが生きていた時代にエジソンを超える発明をしていたのがニコラ・テスラ。高校生時代の僕のヒーローだったなあ。
エジソンが電球やレコードなど僕たちの生活に密着した発明が多かったのに対して、ニコラ・テスラが発明したのは無線送電システムや無線ラジオなどデカいものが多い。だけど蛍光灯なども彼の発明で、社会的に貢献した発明も多いです。ところがある時期から地震発生マシンの開発や、地球をまっぷたつに割るシステム、あげくの果てには宇宙人との交信をはじめ、世間の人たちをドン引きさせていて、サブカル好きの間ではマッド・サイエンティストとして知られている。でもね、そのぶっ飛び具合がね、僕のツボにはまっている。一般人の目をひくようなキャッチーさはないけど、いわゆる天才的な能力を持っていて、なおかつ狂ってる。この人最高。
そんな彼ですがエジソンのもとで働いていた時期もあって、エジソン・リスペクトだった。エジソンは自分で言っていた名言どおり99%の努力でできているような人で、他人の理解を超えた頭脳を生まれつき持っていたテスラとは対照的です。
結局彼はエジソンのもとを去り、彼のライバルへとなっていく…。電力会社への発電機の売り込みに至ってはエジソンが考えた直流式とテスラの考えた交流式が競争するはめになり、最終的にテスラの発電機が採用されたというエピソードがあるくらい。この際、テスラは交流の方が人体にも安全だということをアピールするために高圧電流を自分の体に流すというデモンストレーションをやったとも言われています。クールだぜ、ニコラっち! 今僕たちの使っている100Vの電気が交流なのも、この時のテスラの頑張りが利いてるんですよ。
そんなテスラの考えたものの一つに「テスラ・コイル」というものがあります。これ、実際に動いている映像見るとすごいですよ。ビジュアル的にもいいし、音もいい! だけどこんなの何に使うんだろ?いや、そんなことニコラに求めても意味ないです。とりあえずインパクトで勝ってます。