モニタースピーカーの話

うちのスタジオのメイン・スピーカーは長年定番だったYamaha NS-10M STUDIO。これをCROWN DC300Aで鳴らしている。 アンプのボリュームはプロに改造してもらってバイパスするようにしてあるんだけど、通常モニターコントローラーでボリュームは調整してしまうのでこれで問題ない。古いアンプなので左右に独立したボリュームが付いているのも難点だし、ぴったりとバランスをあわせるにはこのほうが都合がいい。 長年アンプから出るハムノイズが気になっていたけど、電源のアースを浮かせたら普通に直ってしまった。もっと気づけば良かった。 NS-10Mについてはよく低音が出ないと言われていて、それがいやで敬遠している人も多いんだけど、慣れると不思議なものでこれが良かったりする。EQでいじればわかるけど35Hzあたりの低い音もすんなりと再生されている。決して切れているわけじゃなくてなだらかに下がっているだけなので、そのあたりが足りないとか多すぎるとかもNS-10Mで判断できる。ただローが出るスピーカーだとやっぱり低域の量感が全然違うので、確認のために別のスピーカーでも時々確認するけど、するとまた耳がリフレッシュされてNS-10Mで再生されるローの感じがつかみやすくなったりする。 どんな環境で聴いてもバランスを崩さない音というのが一番いいと僕は思っているので、ヘッドホンやラジカセなんかでもチェックするんだけどそろそろもっと小さなスピーカーでも聴いてみたいと思っていろいろ物色している。ただ、バランスのいい音というのはNS-10Mで聴いたときにすごくいい感じで聞こえる。これは不思議。ジェネレックとかKRKとかみんながよく使っているものも音自体は大好きなんだけど、結構だまされることが多くて、あれでミックスするとよそで聴いたときにイメージが違いすぎるから個人的にはあまり使わない。あいつらはすごく音のいいスピーカーで、ほんとすごいと思うんだけど僕の耳にはオーバースペックだ。実際よりいい音で鳴っている感じがする。馴れればまたあれはあれで仕事出来るようになるんだとは思う。ADAMとかも気になってるよ。 NS-10Mはほどよく地味で、いい音にしないといい音で聞こえてこない。ここが僕の好きなところ。しかもDC-300Aの相性がすごくいい。この組み合わせを最初に発見した人は本当に偉いと思う。先人の知恵だ。先日お客さんがDC300を持ち込んだんだけど、出てくるヒスノイズも音も結構違ってた。それもすごくよかったけど、個体差もあるかもしれない。結局は馴れの問題。 スピーカーケーブルも高いやつ、定番のやつ、いろいろ試した結果、ヴィンテージのWEのやつになった。多分60年代くらいのやつだと思うけど、細いわりにすごくバランスがよくて嘘みたいに音のつながりが最高。先入観がある人ほどこのケーブルのことを疑っている人もいるみたいだけど、僕はこれを耳だけで判断して決めた。なんでこんなに古くて細いケーブルがいい音がするのかは僕にもわからないけど、いい音なんだからこれいいよ、ってな感じで使ってる。ヴィンテージだから使ってますとか良いって言われているから使ってます、みたいなのは一番大嫌いなので、そういうのは信じてない。ただ、定番のものには良いものがあるのも確かだと思う。 プラグはオーディオテクニカのバナナプラグにしてあるけど、いいものがあったら他も試してみたい。 DC300Aに変えてから、まずこの音の良さにほれぼれした。76年くらいに作られた製品なんだけど、今でも最高の音を出している。当時60万円以上したんだもんね。いいはずだ。オーバーホールしてからさらに良くなった。 アンプに至るまでのケーブルは最初はBELDEN 8412を使っていた。これは僕のお気に入りのケーブルで、これもいろいろ試した結果。オーバーホールから戻ってきたらちょっと音の感じが良くなったんだけどちょっと音が変わった感じもあって、BELDEN 88760に変えた。これは見た目は違うんだけど8412とわりと傾向は似ていて、さらにシャキっとタイトになる感じも少しある。こっちのほうが今はよくなってこれを使っている。プラグはスイッチクラフトにした。スイッチクラフトがいいと言われている理由が最近ようやくわかってきた。プラグは結構音を変えてしまう要素なんだと思う。先日トモカのプラグに変えたらすごく明るくなった。それはそれでよかったけど、スイッチクラフトの方がナチュラルな感じがしたなあ。ハンダもそのうち凝ってみたいけど。今は普通に国産ものを使っている。 そう、88760はバランスで信号を転送しているんだけど、DC300Aの入力はアンバランス。最初は単純にコネクタで変換してやってみたりもしたけど、TASCAM LA40 MKIIで変換してみたら意外とよかった。たいして高くもない装置なんだけど、こんなものにモニターアウトを突っ込んでもすごくいい音で変換されるのには驚いた。優秀だね! これでいこう、と思った。左右のバランスの調整も簡単にできるし最高。アンプの直前までバランス送りになっているから、ケーブルの色があんまり付いていないのかもしれない。勝手な予想だけど。 スピーカースタンドはそんなに高くないやつを使っていて、インシュレーターも使ってない。インシュレーターは良いときもあるけど悪いときもある。とりあえずみたいな感じでインシュレーターを使うと案外良くないこともあるから僕はあまり信じてない。うちの環境ではなしのほうがいいと判断してなしにしている。ありも試した結果。10円玉みたいに薄いインシュレーターは好き。何万円もださなくてもそこら辺にあるもので効果的なインシュレーターになるものがあるかも。こういうのは値段じゃないと思う。 それよりもスピーカーの上にウェイトを乗っけてエンクロージャー自体を固定してやるほうがいい結果が出ることが多いので今はそうしてます。振動でずれないようにゴムを付けたウェイトを上に乗っけて。ただこれを頭ごなしに否定する人もいる。そんなの良くなるはずがないと。信じる信じないはアナタ次第ってとこかな。とりあえずみんなには聞いて判断して欲しい。何が正しいってのはないけど、先入観はたいてい不利な方向に働くなら無心でやってください。以上。

DDPファイルからToastでオーディオCDが焼けるイメージファイルを作る【Mac編】

DDPをオーディオCDにして再生する方法は、これを偶然見た業界関係者からお褒めの言葉をいただきましたが、それなりに役に立ったのかなと感じてます。 ということで今度はDDPをToastで焼けるイメージファイルにする方法です。これはマスタリングずみのデータからクライアントが自分でCDRを焼いてサンプルを作りたいのだけれども、Toastで焼けないのかというリクエストからいろいろ試行錯誤してたどり着いたやり方で、こういうニーズがあるかどうかわかりませんがご紹介したいと思います。 たぶんほとんどの方はいったん焼いたCDRをマスターにして複製をToastで作っている、というパターンが多いかもしれません。もしくは冒頭のリンクにもありますとおり、DDPファイルを直接XLDでCDRに焼く方法がありますが、XLDはToastのように枚数を指定して複数枚を連続焼きする機能がありませんので、エンジニアでない方が作業するならToastのほうが楽ちんでしょう。それにCDRをマスターにしなくてすむので音質もよくなります。ここがキモですね。 ポイントはSDIIファイルにすること DDPファイルをToastのイメージファイルにするには、まず現行バージョンのToast(10または11)がオーディオCDのイメージファイルとしているsd2fという拡張子を持ったSDII(Sound Designer 2)形式のファイルに変換する必要があります。10以前のバージョンではtoastという拡張子のイメージファイルになっていましたが、逆に現行バージョンでは扱えなくなっているようです。逆に言えば9以下のバージョンではこの方法は通用しないと思いますので要注意です(間違っていたらどなたかご指摘を!)。 実はこれもXLDを使います。 まずXLDでSDII形式のファイルを書き出させるには特別な拡張ファイルが必要です。オフィシャルサイトに行って、「Sd2f 出力プラグイン」というのをダウンロードしてください。 これをユーザーフォルダ内の~/Library/Application Support/XLD/PlugInsというディレクトリに入れます。それからXLDを立ち上げて下さい。 (↑最新バージョンでは標準でSDIIがサポートされました) 環境設定の「一般」タブで「出力フォーマット」からSound Designer IIが選べるようになっていると思いますので、これを選択。     XLDのSD2書き出し これで環境設定を閉じて、「開く」を選び、DDPデータの中からDDPMSというファイルを選択します。
今度はこんな画面が出てきます。 XLD画面左上から「一つのファイル(+cue)として保存)を選択します。これで「変換する」を押してください。 特別な設定をしていない限り、DDPMSと同じ場所に書き出された.cueファイルと.sd2fファイルの2つができていると思います。 で、cueのほうは捨てます。sd2fのほうだけToastで開いてみてください。お望みの結果が得られていると思います。
いろいろ試したわけではないので結果についての保証はありませんが、プリギャップとかも一応ちゃんと反映されているようです。

真空管初心者

ついこないだから真空管のことをいろいろ調べ始めたら結構はまってきました。 それまで、あまり深入りする機会がないまま来ていたんですが、スタジオの機材が一時期不調なのをきっかけにいろいろ出てくる、深いい話が。 ところが日本語サイトで真空管の情報を扱っているサイトって本当に少ないんですよ。僕もシンセのサイトやってますからここはひとつ大きな態度で言わせてもらいたいんですが、日本では情報を持ってる人が赤の他人に情報をシェアするっていう考え方を面倒くさがる人が多すぎます。 確かにシェアしたところで、自分には何もメリットはないですよ。だけど誰かが一生懸命さがしていた情報かもしれないじゃないですか。誰かの役に立ってるならそれで良かったと思えたら僕はそれで十分やる意味ありますけどね。 そういう僕もインターネットから多大な恩恵を受けてますから恩返しですよ。情報とフェアに付き合えるし。 このままでいくと自分が真空管のデータベースとか数年後に作りそうな勢いです。誰か頑張って下さい!

DDPデータをオーディオCDにして再生する方法【Mac版】

最近はCDのマスターをDDPという形式で工場に納品する事が多くなりました。DDPはCDの音を極力劣化させない納品形態として普及していて、マスタリング専用ソフトの中でもこのフォーマットで書き出せるものが増えてきました。 ところがこのDDPは一般的にはまだまだ知名度が低いし、レコード会社の中でもディレクター・レベルの方でないとDDPという言葉さえ聞いた事がない人もいるくらいです。 このDDPの取り扱いになれていない業界の方々は、インターネットなんかで転送されてきたDDPデータをなんとかして自分のパソコンで再生できないものかと四苦八苦することも多々あります。できればCD-Rに焼いて、実際の製品と同じようにCDプレーヤーで聴けたらいいのに、と多くの人がそう思っている事でしょう。 実はMacでこれを実現する方法があります。X Lossless Decoder、俗称XLDというソフトを使う方法です。 このソフトはドネーションウエア、つまり使って気に入ったら寄付してねというたぐいのソフトでありながら、非常に多彩なオーディオの変換機能を持っていて、しかも作者は日本人なのです。こんな優れたソフトをMacで開発しているなんてほんとありがたい話です。 left このXLDはDDPを構成するファイルのひとつであるDDPMSを直接Cueファイルのように開くことができ、そのままCD-RにオーディオCDとして焼いたり、mp3やWAVにエンコードしたり することができます。古いバージョンではオーディオCDに焼く段階で問題がありましたが、最新版では修正されています。頻繁に更新されているソフトで日々改良が加えられています。 インターフェイスはいたってシンプルで、ぱっと見はそんなにいろんなことができるようには見えないかもしれませんが、はっきり言ってこれはオーディオを扱う人にとっては必須アプリといっていいでしょう。ぜひ試して気に入ったら寄付してあげましょう!(僕も若干ですが寄付しました) DDPからオーディオCDが焼けるのはMac版ではこのソフト以外では高価なマスタリングソフトだけしか知りません。ウインドウズでも同じ事をするには結構めんどくさいことをしなければいけないというのにMacで簡単にできるなんて感動です。 またオーディオCDからリッピングしなければいけない時にも”AccurateRipデータベースで整合性を確認する”モードがあり、通常のリッピングよりもより厳格に作業を行えます。これも使える機能です。 2014年3月7日追加:こんなソフトも安価であります。 http://hofa-plugins.de/pages/start_en/hofa-ddp-player-player-maker_en.php DDPファイルからToastでオーディオCDが焼けるイメージファイルを作る【Mac編】

NAMM

Shing02さんのブログに今年のNAMMショーの様子が映像でアップされています。
彼オリジナルの映像で楽器のこととかわからない人が見ても面白い、まさに
音のお祭り。

そして明日22日は9dwがまたしても新しいセットで「船上ライブ」を行います。

東京湾に浮かぶ船の上のイベントで、船の上でヴィンテージ・シンセがCV/GATEで鳴っているのもまた面白いかなと言うことで出演します。ドレスコードがあるって書いてるけど、出演者が一番汚い格好してるなんてことが…さすがにサンダルで行くのはやめます。寒いし。

モニターケーブルとしてふさいわしいケーブルは?

 巷ではあることないこと、いろいろ書かれているモニター・ケーブルですが、実際にいろはスタジオでいろいろ試聴した結果をご紹介したいと思います。ちゃんとした環境で比較していますので、それなりに客観性/説得力はあると思います。
 モニターケーブルはどれ一つとして同じ音がしません。ケーブルによってまるで違うんですが、リファレンスケーブルがそんなに違っていいのかと思ってしまいますよね。ごもっともです。しかし実際には完全にフラットなケーブルなんて1本ありませんでした。それでもいい、悪いはあるわけです。やはりケーブル選びは適当ではだめ、というのが結論です。スピーカーによって合う合わないがあると思います。そのへん、ここで書くことが何かの参考になればと思います。

Mogami 2549

 モガミのケーブルは比較的どれもフラットで好みですが、みなさんは4芯構造の2534をよく使われるみたいですね。僕にとって2534は音はいいのですが若干おとなしい感じがする印象があるので2549のほうが好みです。
 2549はモニターケーブルとして使うにはいささか地味な印象がありますが、いいケーブルだと思います。ガツンとくる派手さがありませんが、ピーキーな環境ではいい結果が出るかも。なにしろ値段が安いです。

Belden 1192A

 国産のケーブルに近いフラットな印象。スピード感があってちゃんとスピーカーを鳴らしてくれます。低域があばれず、中域の表現力がすばらしいです。ただ高域はやや地味。だから全体的には中域に密度が集まっているようなかんじがあります。打楽器のアタック感がちゃんと見えて、ボーカルのニュアンスが見えやすいですね。長く聴いても疲れませんが、全体的には面白くない音。でもミックスがしやすそうな音ですね。慣れてくるといいかも。ローがぼやけがちな環境ではいい結果がでると思います。高いポテンシャルを持っていてすすめられるけどベストといえるかどうかは微妙。でもFostex NF1Aでは中域のちょっと引っ込むスピーカーのクセを補完してくれました。

Belden 8412

 低域にクセがあるとかないとか、このケーブルは歴史が長いゆえにいろいろ言われていますが、どんな用途に使っても結構いいケーブルだと思います。たしかに8412のハデな方向へ転んでいくクセがあるのですが、それがむしろかっこいい。かっこよく音を聴かせてくれるから気持ちいいですね。中域のトランジェント感はやや抑えられてドンシャリ傾向はあります。低域はこのケーブルがベース用として使われることがあるのがよくわかるくらい、いい感じに出ます。1192Aのほうがモニターに向いているという意見をどこかで聴きましたが、一概にそうも言えないなというのが今回の試聴でわかりました。

Belden 88760

 真っ赤で心配になるくらい細いケーブルですが、実は8412の改良版といわれています。でもケーブルの構造はかなり8412と違います。8412より高いし。とはいえ音は実は意外と8412的です。それをもっとヌケをよくした感じ。広域が美しくてシンバルなどがいきいきと聞こえ、中高域の密度が高くていい音ですが、8412と比べると少しだけ派手かも。ローもしっかり出ますが、タイトにまとめあげる感じで、8412のように低域のうち放たれた開放感はさほどありません。モニター用として十分検討に値するケーブルですよ。

また機会があれば他のケーブルについても書きたいと思います。では。

ハードディスクはとぶ。

 先日久々にハードディスクを飛ばした。つまり壊したってこと。使っている最中に電源が落ちる現象が起き、バスパワー(接続ポートから電源が供給されるタイプ)のポータブルハードディスクだったので、接触不良かなと思った。ケーブルをいったん外してつなぎ替えるとまた何事もなかったようにマウントするからやっぱりそうかと。その後ディスクチェックをしても問題なし。
 それが何回か続いてなんか調子悪いなあと思っていたら、遂に接続し直してもマウントしなくなった。ディスクチェックのソフトからもハードディスクが認識できない。逝ってしまった。
 実はまだ保証期間がきいていることに気づき、買ったビックカメラへ出した。
 数日後修理完了との電話があった。
 ところでビックカメラの修理カウンターはなぜかソフマップになっている。ソフマップってビックカメラになってるのか。とにかく壊れたハードディスクは新品になって帰ってきた。FireWire400のポートの付いた故障品は最新の800になっていた。
 ところが自宅に帰ってつないでみるとなんとその新品が早速故障。最初の10分はまともに動いていたのにマウントしなくなった。
 再度雨の中を修理センターに持って行ったら、店頭に在庫があったらそれを持って帰ってもらうという。なんだ、サービスいいじゃないか。ところが「この製品は生産完了品でして、メーカーに出さないとだめなんです」とのこと。
 それではしょうがないと、預かり票をもらって駅の方へ歩いていった。しかしよく考えてみるとFireWire800のやつはこないだまで店で売っていたことを思い出した。もしかしたらFireWire400の型番で在庫確認していたんじゃないか?
 携帯で問い合わせると案の定思った通りで、やはり在庫があるというのでまた取りに戻った。
 新しい店頭在庫は調子もいいし、書き込みも早い。よかったよかった。壊れたディスクの中身はさほどダメージのないデータだったけど、やっぱりバックアップは忘れちゃいけないなと思った。

iLokが壊れるとこうなる。

2016年10月28日追記:iLok3がアナウンスされました。これからiLokキーを買おうとしている方はご注意ください! アナウンス記事

ilok.gif DAWをそれなりに本気出してやろうとすると、いつかどこかで誰もがお世話になるのがiLok(アイロック)キーだ。これはアメリカのPace(ペイス)という会社が開発した、PCのUSBポートに挿して使う、ソフトウエアのライセンスキーで、iLokでライセンスを管理しているソフトはこれがないと動作しない仕組みになっているというもの。

 
コピーガードの変遷
 
 これが登場する10年ほど前までは、特にいわゆる「プラグイン」といわれるソフトウエアに施されていたコピーガード(要するに違法にコピーして使えないように対処していた方法)はただのシリアル番号で、これは製品を買ったときに付いてくる特定のシリアル番号を入力しなければソフトがインストールできないというものだった。しかしこの弱点は、シリアル番号が他人に渡ると誰でもインストールできてしまうということ。インターネットが普及してくるとこの方法で違法コピーを防ぐことはできなくなってしまった。
 そこで次にでてきたのが、当時誰でも持っていたFD(フロッピーディスク)を使ったプロテクション方式だ。これはコピーできない特殊な処理をされたFDの中にインストーラーを入れ、インストールできる数もFDの中身を書き換えることで管理できるというもの。これが出てきたことで違法コピーは大きく減ったらしい。しかし問題を起こしやすいFDは正規に買ったユーザーにも問題を起こしやすく大変不評な上、いくらか時間が経つとこの特殊なFDをコピーできるように改造する輩がネット上に登場し始めた。
 次に考え出されたのが「チャレンジ・レスポンス方式」と呼ばれるコピーガードだ。これは製品にシリアル番号が付いているところまでは従来と同じだが、インストール時にそのシリアルを入力すると、読み取られたそのPC固有の情報とシリアル番号をもとに、そこから吐き出した意味不明の文字列チャレンジ・コードが画面に現れる。ユーザーはメーカーの登録サイトにインターネットでアクセスしてそのシリアル番号とチェレンジ・コードを入力すると、チャレンジコードから生成されたレスポンス・コードがサイトから返される。このレスポンスコードをインストーラーに入力しないとインストールが完了しない仕組みだ。
 このアルゴリズムは暗号化されていてそう簡単には突破できないためにずいぶんと普及したが、正規ユーザーにはネット環境が使えないとどうにもならないし、PCを買い換えたりするたびにレスポンスコードを請求しなければいけないという面倒くさいプロテクションだった。そしていつしかこのコピーガードもクラックされることになった。
 
究極のコピーガード
 
 いろいろ考えてきたPace社ももはや煮詰まってきたその頃、これしかないということで考え出されれたのがこのハードウエア・キー、iLokだ。当初はinterLokと呼ばれていた気がするが、いつしかこう呼ばれるようになった。このキーは登場から10年は経たないものの、それに近い年数が経過した今でもクラッキングされていない。というか、そもそもできない構造なのだ(2015年12月追記:iLok1はすでにセキュリティの脆弱性等の問題から廃止され、現在では販売されていない。新しいiLok2に関しては後述)。プログラムのことはよく分からないので素人の想像として聴いて欲しいが、どうやら例えこのiLokでガードされているソフトウエア自体に改造を施すことさえ容易にさせない仕組みがあるらしい。だからこそこのiLokは信頼され、普及してきた。
 iLokキー以外にもハードウエア・キーを作っているメーカーは何社かあるが、iLokは普及率で群を抜いているし、何よりキーを買って持っている人が多い。しかしメーカーにとってはライセンス料が高いらしく、ソフトウエアの原価に大きく跳ね返ってくる。つまり安物のソフトにはiLokは使えないのだ。
 
iLokの仕組み
 
 iLokはとてもよくできている。ライセンスをキーの中にダウンロードする方法にもいくつかあり、買った製品に付いてきたSIMカードのような小さなICチップをiLokキー本体に差し込んで登録させる方法もあったが、金がかかるせいか、最近の製品にこのチップを使っているものは全く見たことがない。
 最初から製品に登録済みのiLokが入っているものもある。iLok自体が買うと6000円くらいするものだから、このキーをあらかじめ製品に入れるとなるとそれなりに高級なソフトになる。通常はライセンスだけをインターネットからダウンロードする方法が一般的になっている。iLokはあらかじめ買って持ってろという方式だ。
(2014年7月追記)
 ilok2最近のiLokはキー自体がiLok2となり、形もコンパクトに変わった。登録できるライセンス数も118から500に増えたが、なぜiLokがiLok2になったかについてはこういう機能アップだけが理由ではない、と個人的には考えている。
 ひとつには以前のiLokは鍵の胴体に幅がありすぎることで、USBハブに挿すと隣のポートに挿したUSBメモリなどと干渉してしまうことが多かった。iLokはこの問題からジャックが縦に並んでいる、比較的珍しいタイプのハブを使う必要があり、これが一部のユーザーからは不評だった。
 そして本体に字の書き込めるエリアが出来たのは改良された点だろう。これもあればいいなとみんなが考えていたこと。そしてiLok2の改良点としてさり気なく書かれているのが「USBの接触部分を強化」したこと。具体的にどうなったかはわからないが、この記事を定期的に見に来る人がいるということはやはり接触部分の耐久性についてトラブルを起こしているユーザーが多かったのかもしれない。あとiLok2でないとライセンスがダウンロード出来ないプラグインがあるところを見ると、セキュリティ等の脆弱性を改良しているのかもしれない。



iLokの使い方

 まずiLokを使うには専用のドライバソフトをインストールしなければならない。ソフトは無料だ。次にiLokのサイトへアクセスし、ユーザーアカウントを作る。iLokをPCに挿しておき、そのキー自体もサイトに登録させて管理させる。iLokキーの中にはいくつものソフトのライセンスキーをダウンロードさせることができ、すべてこのサイトでライセンスの出し入れが行われるのだ。プラグインを買ったときにメーカーへこのアカウント名を知らせればメーカーがそこへライセンスを転送してくれるというわけ。
 
iLokが壊れた日
 
 で、僕はというと、iLok1キーをなんと5つも所有していた。5つともiLokのサイトに登録していて、iLokの中身は同じアカウントの中では自由にライセンスの移動ができるので、5つのうちの3つにライセンスを振り分けていた。残り2つは空の状態。
 困ったことにWaves社のライセンスだけは僕らに自由にさせてくれない特別な扱いになっている。ライセンスの移動ができないのだ。買ったときの登録方法も特殊で、iLokのサイトに行かずにWavesのオーソライザーを使ってiLokキーにライセンスをダウンロードさせられた。なんか非常に面倒くさい(現在のWavesの製品はユーザーに不便を与えるこの特殊なやり方を見直し、通常の方式になっている)。
 買うと50万円もするWavesのソフトはiLokに対しても不信感を当初持っていたのかもしれない。とにかく僕のWavesは一つ前のバージョンだ ったので一番最初に買って持っていたiLokに入れたまま、約6年間使い続けてきた。
 仕事柄iLokは持ち歩くことも多く、毎日のように抜き差ししては自前で作ったケースにしまって丁寧に扱ってきたが、さすがに6年経過したiLokはくたびれていて、接触部分も傷だらけになっていた。だからといってWavesのキーだけは動かすことができないのでどうすることもできず、その古いキーを使い続けることしかできなかったのだ。

 
 2014年7月追記:現在のWavesの製品はiLokを使わない独自のライセンス方法を採用するようになったため、iLokの話題にwavesは関係なくなってしまった。以下は読み物として読めるように残しておくが、基本的にiLokが壊れた場合はiLok社に連絡を取るだけで済むことになっている。

 
 そして「その日」がついにやってきた。キーが壊れたのだ。挿しても認識せず、ProToolsを立ち上げてもプラグインの読み込みでつまずいてしまう。ヤバい。これから仕事だというのに。
 壊れたその日はミックスで一人仕事だったので、とにかく自宅に帰って考えることにした。iLokサイトに行ってiLokキーを認識するかどうか試したが、やはり認識せず(現在は専用のソフト=ライセンスマネージャーで管理することになっている)。
 こんな時のためにPaceはゼロ・ダウンタイムというサービスを提供していた。これはキーが盗まれたり壊れたりしたとき、年間に30ドル払っておけば臨時の期間限定のキーを即発行してくれて、その間にキーの「修理」をしてくれるというもの。しかし僕はこれに入っていなかった。というのもWavesはv5までこのサービスの対象外だったからだ(当時はWavesだけはキーを分けるように推奨されていた)。例えキーが壊れてもWavesがすぐに使えなければ意味がないと思って申し込んでいなかったが、とにかく今はキーの中に入っている全てのライセンスがないと仕事ができないのだ。困った。まずは修理を依頼することにした。
 修理はゼロ・ダウンタイムに入っていない人でも、追加料金を払えば即臨時ライセンスを発行してくれる。背に腹は代えられない。これに申し込んだ。これに申し込んだ時点でWaves以外のソフトは全て使えるようになった。修理番号もサイトからゲットする。
 次はキーを修理に出すこと。Paceはカリフォルニアのサンホセにある。ここへ郵便局のEMSでキーを送った。
 そして次はWavesへ連絡だ。臨時のキーを発行してくれ〜!
 ネットで検索するとデジデザインのサイトに「Wavesの iLok破損に対する修理について」というのがあった(2016年10月追記:現在はないが、iLokの修理に関する日本語の情報はここからpdfで情報を得ることができる)。Wavesに送る英語のテンプレートもここにある。ここの情報は古いので前述のチャレンジ・レスポンス・コードの発行のことが書いてあるけど、これは無視していい。サポートリクエストのリンクも切れているし。でもテンプレは英語の苦手な人にはありがたい。
 ところがWavesのサポートセンターへの問い合わせはWUPというものに入っていなければできない。これは年間200ドル程度(僕のライセンスの場合)をWavesに払うとその間のバージョン・アップグレードは無料で、サポートも受けられるというもの。高い金を払ったWavesは買ってからも金がかかる。しかし僕は一番新しいバージョンに上げる必要がなかったのでここ2年以上WUPには入っていなかった。しかし今は入らなければどうしようもない。仕方なく200ドルをサイトで支払った。
 しかし返事はすぐに返ってくるはずもない。待っているまでの間、どうするかだ。そうだ、デモ版だ! 僕は新しいv6のデモ版のライセンスをiLokに請求した。これは自動的に行われるのでものの数分でライセンスが届いた(あとで気づいたがデモは2日で切れた)。
 とにかくこの時点で仕事ができるようになった。時間のロスだがまたスタジオに戻ってミックスを始めた。
 翌日Wavesから返事が来た。「臨時のライセンスはv5がいい? v6がいい?」だって。もうそんなのどっちでもいいから送ってくれ〜! そのメールの返事でまた1日ロスした。
 翌日。EMSはネット検索で荷物がどこまで届いているかチェックできる。僕のiLokはもうアメリカの空港まで届いていた。もう少しだ。頑張れ!
 Wavesからも連絡が届いた。「30日だけのライセンスを送ったよ」。やった。これで当分は大丈夫か。
 翌日。遂にPaceからメール。「壊れたキーの中身を確認したよ。ライセンスは再発行したからダウンロードしてくれ。それとWavesにも再発行の請求があると思うからよろしくってメールしといたよ。君からも連絡してくれ」。Pace、いい仕事してる。早速Wavesにもメール。
 その夜Wavesから返事。「ライセンスの再発行を送ったよ。ダウンロードしてね」。ところがiLokのサイトに行っても届いていない。「おい、届いてないじゃないか」メールで文句を言った。
  翌日。Wavesからまたメール。「はい送ったよ」。おい、謝れ(笑)。やっぱり送ってなかったらしく、ようやくiLokに届いた。やれやれ、これでもとの状態に戻った。
 
以上がiLokが壊れたときに起こったやりとりの全て。かかった金額は以下の通り。
(現在は料金や修理手続きが変わっている可能性があります)
 
Pace特急料金 100ドル
ゼロ・ダウンタイム 30ドル
ライセンス修理費 39.95ドル
EMS送料 1200円
Waves WUP加入料 200ドル
 
トラブルを避けるために:USBの抜き差しに耐えられる回数は1500回

  USBは簡単に抜き差しができる便利な規格だが、実はジャックとプラグにはどんなものにも抜き差しに耐久性がある。USB規格の公式なものだと1500回程度しか耐えられないということだ。意外と弱い。おそらく初期のiLokもこれくらいの耐久性しかなかった可能性もある。その後8倍の12500回まで耐えられるものが登場したが、iLok2にはこうした高耐久性の部品が使われているものと思われる。
 ただひとつ言えることは、トラブルを避けるためにもひんぱんにiLokを抜き差しして使う人はこの問題を真剣に考える必要がある。手っ取り早い方法は、10cm程度のUSB延長ケーブルに付けたままiLok2を使うことだ。抜き差しは延長ケーブルで行い、延長ケーブルとiLokは常に接続したまま持ち歩くようにする。
 もうひとつは、特に挿した瞬間に流れる異常電流、とりわけハブの電力不足によってiLok内の回路が壊れる危険性もある。USBハブに挿す時はなるだけバスパワーに気を使うべきだ(はっきりとはいえないが、これらしい問題でiLokを壊した人がいる)。
とにかくiLokが壊れると英語で何度もメールを送ったり、金を払ったり、大変だよってお話でした。
 
紛失・盗難の場合
 
キーをパソコンごと盗まれた、なんていう人もいるかもしれない。車上荒らしにあったミュージシャンが機材車を盗まれて大事なライセンスキーを持って行かれた話は聞いたことがある。都内のライブハウスの楽屋にも楽屋荒らしが写った防犯カメラの写真を壁に貼り付けてあることがあるくらい、音楽の世界も盗難の被害の対象なのだ。知り合いのアーティストで海外の空港に預けた荷物がどこかに行ってライセンスキーを失った人がいた。海外は日本よりもっとそういうトラブルも多いのかもしれない。または酔っ払ってかばんごとどっかに置き忘れてきたが出てこないという事態も結構あるパターン。
 iLokキーの紛失・盗難ももライセンスの再発行で手続きできるが、ここでダウンロードできる手続きを説明したpdfによると、Paceで手続きしたあと、キーの再発行自体は各メーカーに個別に依頼しなければいけないようだ。
 

iTunesのエンコードで最適な設定は?

 iTunesのエンコードの設定、とりわけAACを選ぶべきかmp3を選ぶべきかについて書かれているサイトを検索すると結構あるんですね。みなさんいろいろ実験をされているようです。
 あるサイトでは実際にソフトウエアで計測した周波数のグラフをもとにどちらがいいかみたいな事をやっておられて、科学的な結論を出しています。
 ただ、それ自体を批判する訳ではないのですが、所詮音楽というものは人間の耳の感覚に心地いいか悪いかであって、周波数特性がいいか悪いかではないという事は、長年サウンドエンジニアをやってきて思うところです。どう考えてもスペックの低い機材の方が音がよく聞こえる事もありますし、やっぱり高い機材は違うなと思う事もあります。結局耳で判断するしかない訳です。
 そういいつつも長年僕はストリーミング・オーディオの世界に深く足を踏み入れないまま今まで来てしまい、どのエンコードが優れているかという話は人の噂や先ほど話をしたサイトなどの情報をほぼ鵜呑みにしていて、いうなれば適当にやってきたわけです。そこで今回実際に自分で試聴テストをやってみましたのでみなさんに報告したいと思います。意外な結果が出ましたよ!

 まず実験方法として、 MacBook Core2Duo 2.4GHzでiTunes 8.0.2を使い、CDから同じ曲をAAC / mp3でそれぞれ128kbps、192kbps(計4種)の設定で取り込んで、そのファイルをiTunesで再生して聴き比べました。音はMacからそこそこいいオーディオ装置へラインで出してモニターしました。
試聴に使った曲はDepeche Modeのアルバム”Playing The Angel”に収録されている”A Pain That I’m Used”で、これはメローなAメロとガツンと来るサビからできていてダイナミックレンジの感じを見るのにももってこいでした。じゃいよいよレポート。

AAC / mp3 128kbpsでの試聴比較
 これはかなり明らかな差が出ました。結論から言うとほとんどの人がmp3の勝ちというでしょうね。AACではハイはmp3よりも出ている成分があり、ハイハットなどがちゃんと聞こえますが、同時に低音も引っ込み、ボーカルも小さく聞こえるため、ハイ上がりながらもやや地味に聞こえました。またAACは広がりを重視した感じでmp3は真ん中にちょっと定位が寄った印象があるのですが、どちらにしてもこの品質では位相がかなり乱れた感じに聞こえますので広がっているAACのほうが逆にへんな部分が強調されて心地よくないのです。
 ハードウエア的なスペックで見るとこのビットレートではmp3のほうが高域がのびているという報告がありますが、聴いた印象ではAACのほうがハイが若干強調されて聞こえます。ただハイミッドが引っ込んでいるのでフラットな印象がAACにはなく、素直さに欠けます。あとAACは静かな音になるとずいぶんおとなしい音になってしまいました。つまりAACは全体的に地味です。

AAC / mp3 192kbpsでの試聴比較
 128kbpsに比べると2つの差は随分小さくなりました。そこそこ耳に自信のある人でないと聞き分けられないかもしれません。しかしシビアなレベルでそれを言うなら、はっきりとした差が出ました。
 AACは128kbpsの時にあったような低音の引っ込み感がなくなりますね。不思議な事に。全体的にフラットな印象です。ただ全体的にはmp3に比べると地味。mp3はサビのガツンとくる感じがちゃんと出るのですが、AACはのっぺりとした地味な印象が拭えません。おとなしいAメロはより暗い印象が出るものの悪くはありません、しかしサビにきても上がりきらずに終わる印象があります。表現が地味なんですね。mp3もAACも定位感もそこそこ再現されているのですが、やっぱり特有のざらつきは若干あります。
 クラシックのようなソースで試せばAAC 192kbpsはありかもしれませんが、オリジナルのCDの音質の印象を崩さないのはmp3のほうでした。

結論。iTunesでは128でも192でもAACよりmp3のほうが好印象ということになりました。192ならAACもありですが、明るいソースでは落ちた感じになると思います。
それと128と192の差ですが、思ったほど違いはないんですね。もっと差が出ると思ってましたが、音質にさほどこだわりがないなら128もありかなと思いました。だらだらと長文を書きつつも、これって聴き比べないと気にならないくらいの違いしかないな、と感じているのも事実です。ただ僕は、まるでスーパーの新鮮なマグロの刺身に防腐剤の匂いが付いてしまったような感覚をmp3に感じてしまうのです。どんなにオリジナルに近いと言われても、ほんんの少しだけ付いてしまった「デジタル臭さ」がどこまでもぬぐい去れず、結局それが気になって落ち着いてお刺身が食べられないのです。それは流し聴きなら僕でもまったく問題ないレベルですが、そこは音楽を聴くスタイルによって判断が分かれてくるかなと思います。とりあえず僕と同じような人はなるべくもっとハイビットレートでエンコードしておくべきだと思います。

以上の結果は僕の耳で確かめた印象ですので、実験の状況次第では少し違う結果が出る事もあり得ます。ただ当面はmp3でやってみようという方向性が自分自身で確かめる事ができたので僕的には意味のある実験になりました。みなさんにも参考になれば幸いです。

KB Covers for Pro Tools

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ちょっと前にMacBookを買ってポータブルなPro Tools環境を手に入れていたのですが、ショートカットがキーボードに書いてあったらいいのになと思って探してみるとこんなにいいものがありました。今月に入ってJISバージョンが出たので買っちゃいました。Pro Tools用のショートカットが消えにくい印刷でシリコンのゴムに書いてあるキーボードカバーです。汚れも防げるし、しっとりとキーに張り付いている感じで、タッチ感も損なっていません。結構いいですよ。