すっげーかっこいいですよ、今度のアルバムは。全然売れなさそうだけど(笑)これヤバいっす。
MEW(ミュー)はデンマークのバンドで、既にアルバムを2枚ばかし出しているんだけど、どちらも僕のツボにモロにハマった。ダイナソーJrやマイブラなんかがメンバーのお気に入りというけど、北欧特有の冷たさと衝動的な疾走感が共存した感じで、非常によろしい。この夏は日本にも来たけど、ナイン・インチ・ネイルズのフロントアクトとして一緒にツアーに回っているそうだ。
僕は数年前に原宿で彼らのライブを観たことがある。映像をスクリーンに映しながら、ボーカルのヨーナス(名前がいいな)が青白い顔をしながら女の子のように高い声でか細く内向的に歌い上げるのだ。ルックスも若干内向的王子様風。それでギターは轟音だ。そのコントラストがやたらかっこよかった。
8月25日(日本は26日)にリリースされる今回のアルバムはMySpaceのサンプルを聴く限りではかなり変拍子などのギミックが満載の難解なアレンジになっているようだ。前作のようなキャッチーさはまったくないけど、明らかにMEWなのがいい。
前作で特に思ったけど、エンジニアの耳として聴いた時の評価も非常に高かった。このドラム、うまく録れてるなーとか。ミックスは1stがRich Costeyだった。というか彼はかつてMUSEやフランツ・フェルディナンドなんかを手がけたプロデューサーでもあり、ミキサーでもある。今回はプロデューサーとして関わっているようだ。いいな、そのFlood(U2やった人)みたいなスタンス。そういう形で仕事がやっていければいいなと僕も思っている。