今月はちょこちょことライブやらなんやら観に行くことが出来た。先日のCoaltar Of The Deepers at Shinjuku Loft、これなんかはやっぱりすごいなあと思った。かっこいいだけじゃなくて、日本のバンドにはない、独特の感覚をもっている。これってすごいことだよ。
実は最近、ナラサキさんと仕事をすることが何度かあった。”No Thank You”あたりから会うことも殆どなくて、1〜2度電話で連絡を取ったくらい。お互いに何をしているか知らなかったけど、ほんと何年ぶりかに再会して久しぶりにスタジオへ入ってみたら、ほんとうまくいってとても楽しかった。ナラサキさんも仕上がりには満足してくれたみたいだからよかった。
『輪るピングドラム』というTBS系のアニメのエンディングをDeepersがやっていて、これは僕がやったのでぜひチェックして欲しい! 8月に音源がリリースされるみたいで、それはまたあらためてアナウンスします。めちゃかっこいいシューゲーザーっす。え、ボーカルが小さい? それがいんですよ。はは。
で、今月は狩野一信もこっそり観に行った。幕末の絵師。五百羅漢の絵を100幅描いて増上寺に奉納したことで有名だけど、近年まで殆ど名前も知られていなかった。狩野を名乗っているけど、絵は全然狩野派じゃない。そこがいいんだけどね。とても個性的で、中国絵画の影響もある宗教画なんだけど、フツーの人が見ても喜びそうにないアヴァンギャルドさがとても斬新。あるいみ宗教画のパンク。最近、こういう絵に触発されることが生命の動力源になっているような気がする。求めているものはまったく違うんだけど、響くものがある。音楽もいろいろ聴いてますよ。
そういえば先日アナログ・ターンテーブルの調整のために80年代や90年代にプレスされたレコードを何枚か大音量でプレイバックしたけど、カッティングされた音が大きいんだ当時のレコードって。すごくバランスもいい。そう、俺はこういう音を聴いて感動してたんだってことを思い出した。なんか忘れていた気がする。そしてターンテーブルの中を開けてちょこちょこと改造を施している。今でもいい音がするKenwood KP-9010とShure VST-Vの組み合わせ。
あと今週末23が9dw@高崎です。お近くの方は是非。その翌日24はO-Nestでやります。