先日本屋さんがまだ開いている時間に帰れる時があって、本当に久々に本屋さんへ行った。本は結構読む方だと思うけど、買ったのに読んでない本が家にたくさんある。買ったことで満足しているような気もしなくはないが、ちびちびと読んでいる。
なのにまた買ってしまった。
今回の収穫は大山誠一。僕のお気に入りの著者で、中部大学人文学部教授。この人の本は専門書も含めていろいろ読んだ。日本史の専門家で、特に古事記・日本書紀、飛鳥時代や奈良時代に革命をもたらした人物だ。90年代に「聖徳太子はいなかった」という学説を発表し、一大センセーショナルに。聖徳太子はいなかったという説自体は明治時代にもあったわけだけど、大山先生によってより科学的な検証が行われた。お札から聖徳太子が消えた理由の一つを作った人でもある。
もちろんその説については細かい突っ込みどころがあるんだけど、大筋で矛盾は感じない。僕もいなかったという説を今は支持している。
今回買った新刊「天孫降臨の夢」は去年の11月にもう出ていたらしいが、その学説をよりブラッシュアップしているようだ。時間がなくなったので、続きはまた。