ROLAND
JUPITER-4

当時の価格 385,000円
中古の相場 4〜8万円
発売年 1978〜1981
発音ボイス数 4
MIDI / CV なし
レア度 ★★★★
ビギナー向き ★★★

MIDI改造は可能で、イギリスのKenton社がレトロフィット・キットを現在でも発売されているようですが価格は250ポンド(約5万円)と中古本体の価格とそんなに変わりません。

info(at)proun.net

国産としては当時まだ珍しかった、音色のメモリー(8音色)機能を搭載した4ボイスのポリフォニック・シンセです。メーカーが作ったプリセット音も10種類付いていたのでpolymoogをちょっと意識したのかもしれません。
しかし価格が違うとはいえ、同時発音数が4ボイスという少なさですが、音は厚く、使えるシンセです。初期Human Leagueの3枚のアルバムでこの音が多用されています。当時のローランド製品にあった「粘り」のあるキャラクターで、表現力があるサウンドです。個人的に好みの音色が出る機種のひとつです。

構成は非常にオーソドックスですが、ADSRタイプのエンベロープがVCFとVCAにそれぞれ用意されていて、音作りはやりやすいほうです。ホワイトノイズも付いています。またローランドの製品に多くあるように、コーラスが内蔵されています。
CVの入力がないのでシーケンサーで鳴らすことができませんが、アルペジエイターのクロック入力はあります。また個人輸入すればMIDI改造キットがあります。アルペジエイターがMIDIクロックに同期できるすぐれもので、リアパネルにMIDIポートを取り付ける穴を開ける技術さえあれば中を開けて自分で取り付け可能です。送料を入れても2万円はしません。