このラムダはシンセサイザーではなく、プリセット型キーボードでしょう。しかしこのサウンドを聴けばここで紹介した意味が分かると思います。とにかく味のある音色で、エレピ、オルガン、パーカッションなど、擬似的に作ったっぽい音がスイッチの切り替えでポンポン飛び出します。そのサウンドがウォームで秀逸です。現在のサンプリングもののようにリアリティのなさがかえって新鮮で、アナログっぽいよさを残しています。お得意のジョイスティックでフェイズをコントロールでき、レスリーっぽい(ほんとか?)カンジが出ます。外部コントロールも出来ず48鍵盤という少なさが気になりますが、デザインも上品でおすすめです。
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