ARP
ODYSSEY

当時の価格 470,000円?
中古の相場 25〜35万円
発売年
発音ボイス数 モノフォニック
レア度 ★★★★
ビギナー向き

参考資料:
http://www.arpodyssey.com/


rev2


rev3

詳細なバージョンに関する資料はこちら

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Axxe
Chroma(Rhodes)
Polaris (Chroma)
Sequencer
Model 2500
Model 2600
Odyssey
Quadra
Solus
Quartet
Piano 16 voice
Piano 4 voice
Omni
Omni2
Pro/DGX

info(at)proun.net

ARPという会社の製品の代表格といえばこのオデッセイです。トランジスターの発達によってシンセサイザーのコンパクト化が進んでいた当時、ライブでエレピの上なんかに乗せて使えるリードシンセという位置づけでリリースされものですが、ライバル会社のmoogのヒット商品minimoogのマーケットにぶつけてきていたのはいうまでもありません。minimoogと価格は殆ど同じでありながら、より高機能で音色のバリエーションも豊富でピッチも安定しているのがオデッセイの最大の特徴といえます。
 1975年から1981年まで販売されていたロングセラーのオデッセイには途中何度かの改良が施され、仕様の違うものが市場に出回っています。
 基本的な仕様はどれもほぼ同じで、2VCOにHPFとLPF、VCAにADSRタイプのEGとARタイプのEG、そしてLFO、S&Hもあります。あとこんな小さなシンセサイザーなのにノイズはホワイトとピンクが切り替えられます。キーは通常モノフォニックですが、鍵盤を2つ同時に押さえると2つのオシレーターが別々の音程で鳴るというデュオフォニック方式で、これもまた珍しい機能でしょう。
ベース音はオペアンプを使わないminimoogの方が太くていいという人が多いのですが、テクノのような電子音楽ではこのオデッセイのほうがタイトでシブいベース音が作れます。高音も倍音が多くシャープで、定評のある効きのいいオシレーターシンクを使ったあの「キュイーン」という音はこいつでしか作れません(最近のシンセサイザーにはよくこの音をサンプリングしたプリセットが入っています。ダフト・パンクとかマニー・マークの曲で聞けるあれです)。モジュレーションのかけ方のバリエーションが豊富なので、小さいわりにいろんな音が出ます。minimoogは基本的なオシレーターとフィルターのフィーリングが音楽的で優れていますが、何パターンかの定番になっている「おいしい音」があるだけで、無限の可能性を秘めた楽器というにはちょっと物足りなさを感じるかもしれません(魅力的な楽器であることは間違いないわけですが)。つまり用途が限定されているけれども、その範囲でなら素晴らしい仕事をしてくれるというのがminimoog。それに対して器用にいろんな表情を見せてくれる暴れん坊がオデッセイというわけです。
中古を購入する場合は作られた時期によっていくつかバージョンがあることも知っておくべきです。見た目だけではなく、音質、機能も違います。

 

このデモンストレーションをやっている人はオデッセイの良さが分かっていると思います。特徴をよく見せてくれているので参考にしてください。モデルは2821です。かなり後期のモデルです。