シモンズは80年代後期にマリンバ型の音源内蔵パーカッションを発表しました。日本に何台くらいあるのかはわかりませんが、かなりレアであることは間違いありません。
パッドはタッチ・センシティブで3オクターブあり、オプションのパッドで5オクターブにすることもできます。外部コントロールとしてダブルフットスイッチとペダルコントローラーを接続することが出来ます。
演奏情報はMIDI出力可能で、ボイス・モジュールははデジタルで6ボイスです。作った音色は記憶も可能で、ファクトリー・プリセットとユーザー・プリセットのバンクがあります。
パッドを叩く強弱によってボイス・モジュールの倍音をコントロールできたり、「バイト・コントロール」によってアタックのタイムも変化させることが出来ます。
パッドは2つにスプリットして、それぞれに違う音色を割り当てることが可能です。またMIDIチャンネルも別のものを割り当てることが出来ます。
プログラム可能なのはダイナミック・カーブ、パッチボリューム、ダイナミックセンシティヴィティ、トランスポーズ、セミトーン/クオータートーン・スケール、トレモロ、ビブラート(オートパン)、モジュレーション/ペダル/ルーティング、ピッチベンドなど。ボイスパラメーターにはブライトネスとハーモニックセント、バイト(アタックの強さ)、アタックタイム、ディケイタイム、ゲートタイムがあります。
出力はL/Rとmono、MIDI IN/OUT/THRUにカセット・ダンプ/ロード/ベリファイなどがあります。
※某有名ミュージシャンの方がヤフーオークションで20万円スタートでこれを出品されていましたが、結局そのときは売れませんでした。
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