逆走

 都内だったらどこでも自転車で行きますよ! もちろん晴れていたらだけど。ここ2〜3年はそんな日々が続いています。自転車で10キロ以上も走るなんてさぞつらかろうなんていう思いは、実は僕も乗る前まではそう思っていました。でも自転車って直接風を受けて自分のペースで走れるから結構気持ちいいんですよね。
 自宅からよく行く場所まではお決まりのコースがあって、その間にはいろんな出来事があります。最近特に目につくのはマナーの悪い自転車乗りの方々です。
 自転車は本来歩道を走ってはいけなくて車道を走ることに法律ではなっているのですが、実際問題車道を走ると危ないことが多いです。そこでみんな歩道を走っているのですが、おまわりさんがそれを見つけても注意なんかしません。ほとんど常識になっているのが実情です。
 それでもスピードの出るスポーツ自転車は逆に歩道を走った方が怖いので、「安全」な車道を走るのですが、中にはこの車道を「右側通行」してくるやつがいます。歩道と同じノリで車道を走っているんですね。要するに逆走ですから真正面からから相手が走ってくる。これ危ないですよ。しかも逆走してくるやつに限って道を譲ってくれません。お前がどけといわんばかりの表情をしてます。多分右側通行しちゃいけないことを知らないだけだと思うのですが、ケータイでメールを打ちながら夜中に無灯火で自転車こいでるやつとか、世の中結構規範意識が欠如してます。
 あと自転車は信号を守りません。10年くらい前までは信号無視は大阪の専売特許で、東京は小さな信号も律儀に守って渡る行儀のいい街だと思っていましたが、今はどちらも違いがなくなりました。自転車だとさっさと渡れるから信号無視も問題ないと思っているんでしょうけど、実際自転車の交通事故は年々増える傾向にあるようです。皆さんも気をつけてくださいね! 僕はローディーの模範となるべく、信号は必ず守るようにしています。あと自動車とかバイクの方々にも自転車をフェアに走らせてもらう意味で、自転車は信号を守る必要があるのです。信号を無視する自転車は自動車の人たちから差別的に扱われ、車道が走りにくくなるのです。
 
 あー、なんか説教くさくなってきましたけど、ぼやくのはこのへんまでにして、もうすぐ「パリ〜ルーベ」という自転車ロードレースが始まります。古い石畳の上を砂埃にまみれながらロードバイクで走るというレースで、ガタガタ道をものすごいスピードで走るので自転車のメカトラブルやパンクが続発、選手も転んでけが人続出と言う過酷なレースです。日本でのオンエアはJ-SPORTS(スカパー、ケーブル等)のみ。ツール・ド・フランスばかりが自転車ロードレースじゃありません! 今年はどうなるのかな。
パリ〜ルーベ2008

下は2006年のパリ〜ルーベで、ヒンカピー選手(米国)のカーボン製コラム(ハンドルの軸)が折れてしまった衝撃の瞬間。こんなことばっかしです、このレースは。

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